ICI療法とは「陰茎(男性器)の海綿体に注射で薬液を注入して勃起を促す」治療法です。
「国際インポテンス学会」で推奨されているEDの治療法になり、ED治療薬で効果を感じられなかった方、また性機能が十分でない方などにも有用性がある治療法になります。
ICI治療では、プロスタグランジンE1誘導体製剤という血管拡張剤を直接海綿体に注射することで、強制的に勃起を促しますので、ED治療薬のような副作用(頭痛やほてりなど)がありません。
ICI治療は陰部に有効成分が留まるため心疾患や糖尿病などでED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)が服用できない方でも行える治療になっています(詳しくは医師の診断が必要です)。
本治療の有効性は全ED患者の70%以上、患者満足率は85%以上、パートナーの満足率は85%以上と報告されており、ED患者の最期の砦と表現される医療関係者もいらっしゃいます。
このような方におすすめ
ICI治療は、骨盤内手術をされた方で59~90%、脊髄損傷の方で80%、糖尿病の方で75~92%など高い有効性があります。
骨盤内手術: 59~90%
脊髄損傷: 80%
糖尿病: 75~92%
心因性: 70~71%
骨盤骨折・尿道損傷: 71%
血管性: 44%
引用:日本性機能学会雑誌
なお注射してから5〜10分程度で性的刺激を与えなくても勃起が起こり、持続時間は60~120分ほどとなります。
意外と思われるかもしれませんが、痛みはほとんどなく、あってもごくわずかと思っていただいて差し支えありません。
その理由としては陰茎は考えているよりも感度が鈍く、ICI治療で使用する注射の針は髪の毛程度の細いもので、注入する薬液も0.4mlと少量のためです。
陰茎に針を刺すのを想像するだけで恐ろしいと感じる患者様はとても多く、試してみたいとは思ってはみてもなかなか一歩を踏みだせない方も多いですが、実際に経験された方はこんなものかと感じることが多いようです。
1. 患部を消毒する。
2. 側面から真っ直ぐに針を刺します。
3. 薬液を注入後、針を抜きます。
4. 患部を再度消毒し、軽くマッサージをします。
5. 5〜10分ほどで勃起が始まります。
自分で注射を打つという経験はほとんどの方がされたことはないので難しく感じるかと思いますが、血管にピンポイントで打つのではなく、陰茎の大部分をしめる海綿体に打つので慣れてしまえば滞りなく打てるようになります。
引用:日本性機能学会雑誌
ICI治療の副作用としては局部の疼痛、皮下出血などが比較的高くなっておりますが、全体の割合としては低くなります。
局所の疼痛 8~24%
皮下出血 2~9%
海綿体線維化 3%
浮腫・発赤 <1%
皮疹 <1%
硬結 <1%
持続性勃起 0.006~0.9%
臨床検査値以上 0.8%
頭痛 0.7%
引用:日本性機能学会雑誌
上記のとおり持続勃起症(4時間以上勃起が継続する症状)が起こることは稀ですが、万が一起きてしまったさいはすぐ医師にご相談ください。
持続時間は60~120分ほどとなります。
全額自費で1回分の価格は7,700円(税込)です。
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