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しみ・そばかす・肝斑に効果のある薬|ユベラの美容効果について
2023.02.21
しみ・そばかすや肝斑などでお困りのため、美容効果の高いユベラをお探しの方もいるのではないでしょうか?
ユベラは美容効果や血行促進効果など、さまざまな分野に効果を発揮するビタミン剤です。
この記事ではユベラに期待できる美容効果や副作用、注意点などを解説していきます。
5分で読める記事となっています。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- ユベラに期待できる4つの美容効果
- ユベラの種類
- ユベラの正しい服薬方法
- ユベラの副作用/li>
ユベラとは?
「そもそもユベラって何?」という疑問にお答えしていきます。
ユベラの主成分
ユベラの主成分は、トコフェノール酢酸エステルという美容に絶大な効果を発揮する、ビタミンEです。
長くて覚えづらい名前ですが、大まかにビタミンEの仲間と思っていただければ大丈夫です。
トコフェノール酢酸エステルは以下のような働きをしてくれます。
高い抗酸化作用
血行促進作用
ホルモンバランスを整える作用
これらの働きについては、後ほど詳しく解説いたします。
ユベラの種類
ユベラ薬には主に3つの種類があります。
ここではその違いについて解説いたします。
- 1. ユベラ錠
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ユベラ錠はその名の通り錠剤タイプの内服薬です。
主にビタミンE欠乏症の予防や、しもやけ、手足の冷えを治療する際に処方されます。
ユベラ錠は美容分野にもその効果を発揮し、しみ・そばかすの治療にも有効的です。 - 2. ユベラ軟膏
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ユベラ軟膏は塗り薬です。
美容効果の高いビタミンEの他に、ビタミンAも含まれています。
ビタミンAには肌のターンオーバーを促進したり、皮膚の健康を保ったりする働きがあります。
ユベラ軟膏は主に皮膚の保護を目的として処方され、皮膚の乾燥やしもやけを改善します。 - 3. ユベラN
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ユベラNはニコチン酸(ビタミンB)を結合させたカプセル剤です。
「N」はニコチン酸からとったそう。
主にコレステロールや中性脂肪の改善、高血圧症の治療などに用いられます。
しみ・そばかす改善などの美容効果にも期待ができます。
ユベラに期待できる4つの美容効果
ユベラには大きく分けて4つの美容効果が期待できます。
詳しく解説していきます。
気になるしみ・そばかす・肝斑の改善
いくつになってもしみやそばかすは気になるものです。
目立つ場所にできたしみ・そばかすは、なるべく早く治したいですよね。
ユベラには皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進する働きがあります。
ターンオーバーが促進されると、古い角質が肌の表面まで押し上げられ、剥がれ落ちます。
このターンオーバーを繰り返すことで、しみやそばかす、肝斑が段々と薄くなり、きれいな肌へと生まれ変わります。
これがしみ・そばかす、肝斑改善のメカニズムです。
ユベラには高い抗酸化作用も含まれており、紫外線や日常的なストレスで起こる酸化ダメージから肌を守り、新たなしみ・そばかす、肝斑生成の予防もできます。
ユベラの抗酸化作用は、ビタミンCの100倍とも言われています。
【POINT】肝斑って?
肝斑とは主に両頬や目尻の下に左右対称にあるしみのことを指します。
30〜40歳の女性に多く、その原因のほとんどが女性ホルモンの乱れだと言われています。
肝斑には塗り薬ではなく、主にユベラ内服薬での治療が効果的です。
女性の大敵、冷えの改善
東洋医学では、冷えは万病のもとと言われますよね。
ユベラはその冷えにも効果を発揮します。
ユベラの主成分であるトコフェノール酢酸エステルは、美容効果の高いビタミンEの仲間だとお話しました。
ビタミンEには末梢血管を広げる働きがあり、服薬することで血行の悪い部分に血が行き渡り、しもやけや末端冷え性、頭痛などにも効果を発揮するのです。
アンチエイジング効果でいつまでも若々しい肌へ
前述のとおり、ユベラには高い抗酸化作用が認められています。
その効果は「若返りのビタミン」と呼ばれるほど。
さまざまな酸化ダメージから肌を守ることで、しみ・そばかすの予防はもちろん、アンチエイジングの効果も期待できるのです。
切っても切れない悩み、乾燥の改善
お肌の乾燥は切っても切れない悩みのひとつではないでしょうか。
3種類あるユベラのなかでも、ユベラ軟膏はしもやけや乾燥改善に使用されます。
カサカサしてしまったかかとや、痛い手荒れにも効果を発揮しますよ。
乾燥が改善されることにより、美容効果を手に入れることができます。
美容効果以外のユベラの働き
ユベラは美容効果以外にもさまざまな働きを見せます。
気になる中性脂肪の改善
主に40代〜64歳までの壮年期に起こりやすいとされる中性脂肪。
数値が高くなりすぎると、とても危険です。
ユベラNに含まれるニコチン酸は、中性脂肪と総コレステロールを減少させる働きを持っています。
これにより動脈硬化や心筋梗塞などの重大な疾患の発生リスクを下げることが可能となります。
ホルモンバランスを整える
特に女性に多く見られるホルモンバランスから起こる不調。
ホルモンバランスが崩れると、身体の様々な場所に支障をきたしますよね。
ユベラはこれにも効果を発揮します。
ホルモンバランスが調整されると、手足のしびれや冷えなどを改善することができます。その効果の高さから、体外受精で失敗されている方、子宮内膜が薄い方など、不妊治療をメインに使用されます。
ユベラはこんな方におすすめ
ユベラは血行不良やコレステロール、冷えを改善したい方はもちろん、しみ・そばかす・肝斑の改善、美肌になりたい方など、美容効果目的の服薬もおすすめできます。
以下の方は特におすすめできるでしょう。
- 血行不良を改善し、効果を得たい方
- コレステロールを改善し、効果を得たい方
- 冷え、しもやけを改善し、効果を得たい方
- しみ・そばかす・肝斑を改善し、美容効果を得たい方
ユベラの服薬方法
ユベラの正しい服薬方法を解説します。
ユベラは1回1錠を3回服薬してください。
ユベラの主成分であるビタミンには、脂溶性のものと水溶性のものがあります。
水溶性のものは尿と一緒に排出されますが、脂溶性のものは排出されずに蓄積され、さまざまな中毒症状を起こす場合があります。
ユベラは脂溶性ビタミンが主成分のため、長期的な過剰服薬はおすすめできません。
食後に服薬すると、油分に溶け込んで吸収されやすいでしょう。
ユベラに限ったことではなく、薬は用法用量を守って服薬しましょう。
ユベラを服薬するに当たっての注意点・副作用
ユベラにはこれと言って大きな副作用はありません。
便秘や胃部の不快感など、比較的小さな症状が出るくらいです。
ユベラ軟膏を使用の場合は、かゆみが出る場合もあるでしょう。
ユベラに関するよくある質問
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Q:ユベラに副作用はありますか?A:前述のとおり、胃部の不快感やかゆみなど、比較的軽い副作用は起こる場合があります。しかし、身体がびっくりするような大きな副作用はごく稀なケースでしょう。
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Q:ユベラは妊娠中でも使用できますか?A:ユベラ錠、ユベラNに関しては、妊娠中、授乳中も問題なく使用できます。ユベラ軟膏は、妊婦または妊娠の可能性がある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると、担当医師が判断した場合にのみ処方されます。担当医師とよく相談の上、服薬しましょう。
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Q:ユベラにはどのような効果が期待できますか?A:しみ・そばかす・肝斑などの改善、美容効果、末梢血行障害による手足のしびれ、冷えの改善、体力低下時のビタミンE補給と、ユベラはさまざまな部位、症状に効果効能を発揮します。
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Q:ユベラはどのように保管すればいいですか?A:ユベラはこどもの手の届かない場所で、直射日光、高温多湿を避けて保管してください。薬が残ってしまった場合は、保管せず、自治体の廃棄方法に従って速やかに廃棄してください。
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Q:ユベラはどこで入手できますか?A:ユベラは医療医薬品です。ドラッグストアなどでは購入できません。必ず医師の診療、処方せんが必要になります。
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Q:ユベラの効果はいつ頃から実感できますか?A:ユベラの効果は大体3ヶ月ほどで実感できるでしょう。個人差はありますが、早い人は1ヶ月ほどで効果を実感できます。ユベラはだんだんと効果が現れるタイプの薬なので、焦らなくても大丈夫ですよ。ユベラにはビタミンE欠乏症やコレステロールの改善のほか、高い美容効果があることがわかりました。冷え、しもやけを改善したい方、しみ・そばかす・肝斑を改善し、美容効果を得たい方におすすめです。当クリニックでは美容皮膚科で30日分税込み3,080円のユベラを処方しております。ユベラの美容効果をお試しになりたい方は、ぜひ当クリニックまでお気軽にご相談くださいませ。