医療法人社団FAM
logo
麹町皮ふ科・
形成外科クリニック
logo
BIOTOPE CLINIC

予約は
こちら

Column美容コラム

  • 心療内科
  • 栄養療法

オーソモレキュラー栄養療法について

2022.11.08

栄養療法とは

身体に必要な栄養素を適切な方法で投与する治療方法です。
今では積極的に取り入れられている治療方法です。
栄養療法をする目的としては他の治療においても栄養が不足していると最大限効果が発揮できません。
なので栄養療法は特別に行うというより、基本的な治療でもあります。
特に東京をはじめとして食事療法、オーソモレキュラーを取り入れているクリニックは多数あります。
現代人に栄養療法が必要な理由として、コンビニやデリバリーの普及など、手軽に食事を摂る機会が増えています。
そのため栄養バランスが偏っている人が増えてきていますね。
例えばコンビニの弁当にサラダ1つをプラスしても1日分の野菜の摂取量は足りていません。
むしろ添加物なども含まれており、栄養の吸収の妨げや病気の発症の原因になります。
そのため現代人は特に栄養療法で病気の発症を予防するのがおすすめです。

オーソモレキュラー栄養療法とは

オーソモレギュラーとはギリシャ語で、正しいを意味する「オーソ」と分子を意味する「モレキュラー」を組み合わせた単語です。
分子整合栄養医学を用いています。
栄養素をバランス良く摂取して、約37兆個の細胞の働きを向上させて病気を治す治療法です。
本やエビデンスなどもあり、安心して行える治療方法です。
なので個々にあった選択ができます。
オーソモレキュラー栄養療法は3つの構成から成り立っています。
それが

・食事
・サプリメント
・生活習慣

です。
ここからはこの3つについてお伝えしていきます。

食事

一般的にバランスが良い食事は全員に当てはまる訳でもありません。
むしろ逆効果の場合もあります。
オーソモレキュラー栄養療法では血液検査を元に細かいデータを解析して、個々に合った栄養素を摂取することで効率よく改善を目指します。
なのでバランスの良い食事を摂るのが良いわけではないです。
自分に合った適切な栄養素を補うことが大切ですね。

サプリメント、点滴療法

サプリメントはコンビニなどでも手軽に購入が可能になってきましたね。
足りていない栄養素を補う意味で使用している人が多いと思います。
オーソモレキュラー栄養療法では不足している栄養素を補うだけではありません。
補った栄養素の副作用やトラブルなく吸収をさせて、細胞内で利用するために作られたサプリを利用します。
また、サプリメントの消化や吸収率が落ちている場合は点滴を用いて栄養素の補給を行います。
なので吸収率などが落ちても点滴で補うことができ、即効性もありますね。

生活習慣

日常的なストレスは栄養の代謝に大きく影響します。
また、天候や気圧の変化、仕事などでもストレスを感じていることは多いですね。
いずれのストレスも栄養素の消費量を増やすことになります。
なので栄養素の不足が起こりやすい状態です。
血液検査では身体へのストレスの影響を見ることができ、適切な栄養素の補給を行う事ができます。
オーソモレキュラー栄養療法では栄養素の消費量を減らします。
主に以下の2点を重要視します。
・ストレス軽減するための提案
・栄養素を整えてストレスへの抵抗力を上げる

この2点は自分だけではなかなかできません。
オーソモレキュラー栄養療法ならではの治療方法です。
ここまで個々に合った治療ができると即効性もあるため早く症状の改善ができますね。

オーソモレキュラー栄養療法で改善可能な症例

ここからはオーソモレキュラー栄養療法で改善可能な症例について紹介をしていきます。
一部の例なので、もちろん紹介する症例以外にも改善は可能です。

血糖値の安定化

米やパンを摂取すると血糖値は上がります。
通常は緩やかに上昇しますが、栄養や代謝に乱れがある場合血糖値が乱高下します。
それにより多くの症状の原因になりますね。
血糖値の乱高下に伴う症状は
・急な眠気や倦怠感
・体重の増加
・血縫うと覚醒などの睡眠トラブル

などが挙げられます。
これらは適切な糖質摂取ができておらず起こる症状です。
オーソモレキュラー栄養療法では糖質の摂取をコントロールして適切な栄養素を摂取していくようにします。

タンパク質の最適な摂取

私たちの身体はタンパク質が中心となり構成されています。
筋肉をつけるためや爪、腸、体の機能を調整するためにもタンパク質というのは材料となります。
そのタンパク質を毎日、最適量摂取することで必要です。
普段の食事だけでは困難なことが多く、プロテインなどのサプリメントを用いて摂取することが多いです。

タンパク質の不足で起こるトラブル症例

タンパク質の代謝の最適化はオーソモレキュラー栄養療法においてとても重要です。
ストレスや運動、体調不良などでもタンパク質の必要量は増えます。
そのためタンパク質の最適量は増えるためタンパク質の代謝を得られるようにします。
下記が症例になります。
・疲れやすい
・むくみやすい
・風邪をひきやすい
・眠気
・慢性疲労

などがあります。
このような症状が目立つ方はオーソモレキュラー栄養療法が最適かもしれません。
またタンパク質はホルモンバランスや肌の再生にとっても必要ですね。
健康面や見た目にも直接関わってきます。

オーソモレキュラー栄養療法の検査

ここからはオーソモレキュラー栄養療法の検査の過程について紹介していきます。

治療開始前

血液検査を行い、患者様の栄養状態や体内で起きている変化を把握します。
検査を行うことでなぜ病気や体調不良が起きているのかを把握できます。
把握したのちに吸収に問題があるのか、代謝に問題があるのかなどの解析です。

治療開始

治療開始後は医師が個々にあった栄養素やサプリメントなどの提供を行います。
それを患者様自身が摂取して頂くような形です。

治療開始後

治療開始後は定期的に検査を受けて頂きます。
この検査はきちんと栄養素が吸収できているのかや栄養素の代謝についても調べていきます。
この段階で不足していたり、吸収が上手くいってなかったりすると効果は現れにくいからです。
効果が出るまでの期間は人によって異なりますが定期的に見直すことは重要です。
最新の状態を把握して、治療開始後も徹底的なサポートを受けられますね。

こんな方におすすめの治療法

ここからはオーソモレキュラー栄養療法を取り入れた方が良い人を紹介していきます。
その理由についても解説するのでぜひ見て下さい。

うつ病

オーソモレキュラー栄養療法はうつ病の根本解決を目指します。
血液検査を行い、個々のデータを見て必要な栄養素を補っていきます。
例えばビタミンCが足りてなければビタミンCを適切な量摂取するようにします。
そうすることによって多くの症状が改善してきます。
また症状が改善してきたら、薬剤などの投与をやめて栄養療法を主な治療法として行うこともあります。

認知症

オーソモレキュラー栄養療法は認知症の予防も行います。
認知症が発症しやすい原因として、メタボリックシンドロームや脂質異常症などの生活習慣病との関連が深いです。
これらによって脳の血管に異常が起きたりして認知症を引き起こします。
そもそも生活習慣病が起こるのは日々の食生活の乱れが原因ですね。
食生活が乱れていると栄養バランスは偏ってしまいます。
なのでその偏りが生活習慣病の悪化につながり、認知症へと繋がっていきます。
どの程度の生活習慣病にもよりますが、オーソモレキュラー栄養療法を取り入れてバランス良く栄養素を補っていく治療法です。
生活習慣病や栄養素の偏りがありすぎる人などはおすすめですね。

アトピー性皮膚炎

糖質制限や栄養素を補うことによってアトピーの症状改善もできます。
オーソモレキュラー栄養療法は血液検査の結果をもとにアトピーの症状を引き起こす原因を探ります。
その原因をもとに個々にあった栄養素の補給による食事で症状を改善していきます。
アトピーは飲み薬や塗り薬の治療が多いですが、それでも改善しない場合は食事に問題があることが多いです。
なかなか改善しない方は1度取り入れてみると良いですね。

イライラする人

自律神経の乱れでイライラするなどの症状が発生します。
オーソモレキュラー栄養療法では、生化学的な詳細な血液検査を行います。
そこで自立神経失調なのかを判断します。
自律神経失調症の場合、栄養素が足りてないことが多く、足りていない栄養素の補給を行います。
そうすることでイライラしなくなったりストレスも溜まりにくくなります。
イライラしやすい人は栄養素が不足していることが多いので、一時的なストレス発散ではなく根本を解決していきましょう。

妊婦や子供

妊娠時や子供には様々な症状を引き起こすことがあります。
その原因は栄養不足や吸収率の低下などが挙げられます。
そのため不足している栄養素などの把握が必要となりますね。
その際に即効性があるのがオーソモレキュラー栄養療法になります。
妊婦時は免疫力や授乳にも栄養素は関係あるため体調が優れない方などは、血液検査をしてみることがおすすめです。
子供に関しても近年では栄養不足が目立っています。
家庭でご飯を食べる機会が少ないことや外食で済ます家庭が増えているため、栄養バランスの偏りが目立ちます。
なので子供にも栄養療法はおすすめです。

骨折

オーソモレキュラー栄養療法は骨折の際にも効果的です。
骨折の時はよく安静にすることが大切と言われますが、栄養も同じくらい大切です。
骨折した時骨を作り直すのに必要な栄養素は多くあります。
例えば、カルシウム、たんぱく質、そしてコラーゲンを作るのに必要なビタミンC、、ビタミンD、ビタミンKなどが必要です。
これらを自分1人でバランス良く摂取していくのはとても難しいでしょう。
むしろ現代の食生活でここまでできる方はほとんどいません。
なので効率よく治していくためには栄養療法がとてもおすすめです。

貧血

貧血で最も多い貧血は鉄欠乏症が多いです。
原因としては正常通り血液に酸素が送れなくなり、貧血になりやすくなります。
なので普段よりも鉄分を多く摂取していく必要がありますね。
ただ鉄分を多く摂取するのも普段の食事からはには大変です。
吸収率の変化などもあるため鉄分だけ多く摂取しても解決しないことは多くありますね。
そのため栄養療法を通じて全体の栄養バランスから見直すことが良いですね。

その他病気

オーソモレキュラー栄養療法はその他の病気にも効果的です。
胃がんや糖尿病など様々な病気に対しても予防ができます。
病気が起こる原因としては食事バランスの偏りが多いです。
食事バランスに問題がある場合は、栄養療法を通して改善することが可能です。
病気の根本を治すには薬も必要ですが、当然栄養バランスが整っていなければ効果は出にくいでしょう。
そのためこれまでにあげた症状以外の病気にも対応できるものが多く、栄養療法だけで改善が見込める病気も存在します。

オーソモレキュラー栄養療法では血液検査がある

まず血液検査では約60〜70項目を行います。
そこから栄養解析を行い、異常を見つけ出します。
検査項目も多いため体内の状態が細かく分かり普段では、見つけることのできない原因を見つけることができます。
そのため通常の血液検査では見れないところまで見ることができますね。
また、細かい原因が分かるためどこにどのようなアプローチをしたら良いのかもすぐに分かるのが特徴です。

食事の提案

原因が見つかった後は適切な食事の提案を行います。
原因が見つかっても適切に対応しなければ改善はしません。
なので個々に合った食事の提案をしてくれます。
食事の提案ですが血液検査をもとに細かく分析されているデータがあるため、1つ1つのメニューの栄養素のバランスも細かく設定されています。
例えば従来だと「タンパク質が不足しているので多めに摂取しましょう」などではなく「タンパク質がどのくらい足りていないのか」や「タンパク質の吸収率を高めるためにはどうしたら良いのか」まで細かく指導してくれます。
そこが栄養療法で改善に導くポイントでもありますね。

継続して身体の状態が分かる

栄養分析検査は定期的に経過を確認するため現場の把握が行いやすいです。
そのため足りていない栄養素があればすぐに補うことができます。
症状を改善していくには継続が必要ですね。
継続していくうえで足りていない栄養素を調べることができるのは大きなメリットです。

サプリメントについて

オーソモレキュラー栄養療法はサプリメントを用いて栄養素の補給を行います。
多くの副作用を持つ薬に頼るのではなく、本来身体が持っている最大限の力を発揮させるためです。
必要な栄養素を食事の内容調整を行ったうえでサプリメントを使って補給します。
また、サプリメントは摂取がしやすくカロリーもほとんど0です。
野菜などから栄養を摂取するのも1つの考え方ですが、それだけでは栄養素は足りないことが多くカロリー摂取も多くなります。
そのためサプリメントを使用することによって身体への負担も少なく、効率よく補給ができますね。

当院で採用しているサプリ

ここからは当院で採用しているサプリをご紹介していきます。
豊富な種類があります。

MSSサプリ

MSSサプリは栄養素の配合を徹底的に考え抜いています。
そのため吸収率を上げたり成分同士の反応を良くでき、コントロールできるようになっています。
市販に売っているサプリなどは、1つの栄養素に特化した商品を売っていますが1つだけ特化させても根本解決には至ません。
大切なのは補った栄養素がしっかりと吸収するかというところです。
MSSサプリはその点に特化されているため安心して飲むことができて、効果も見込めますね。

ピュアサプリ

ピュアサプリは身体に悪い添加物や製品などを使用していません。
サプリで栄養素を補うことは大切ですが添加物など、身体に害を及ぼす成分が入っている場合悪影響を及ぼすことがあります。
ピュアサプリはそのような添加物が入っておらず安心して飲むことができます。
また、不足している成分をそのまま補えるため身体にとっても負担なく栄養素を補うことができますね。

メディサプリ

メディアサプリは米国のサプリメント業界で、20年以上経験を積んだ人たちが携わっています。
日本では手に入らない高品質な「医療専門家専用のサプリメント」を取りそろえています。
日本では手に入らないので希少価値は高いですね。
また成分はもちろんですが、原材料から製造までの履歴を見ることができるため安心して使用ができます。
多くのところは成分はきちんと記載ありますが製造過程など記載している会社は、ほとんどありません。
そのくらいメディサプリは自信を持って商品を開発しています。

血液データや症状に合わせたサプリのご提案可能

血液データや症状に合わせたサプリを使用することで改善が見込めます。
オーダーメイド医療といって個々に合わせた治療(栄養療法)を行います。
そのため1人1人の摂取する栄養素も変わってくるためみんなが一緒の食事をすることはありません。
個々にあった栄養素を摂取することにより病気の改善も大きく変わってきます。
例えば、ビタミンCが不足している10人が同じビタミンCのサプリを摂取しても効果の現れ方は当然変わってきます。
その理由として、吸収率などが関わってきます。
ビタミンCが不足している人がビタミンCを摂取することは良いですが、吸収率を上げる栄養素も補給しなければなりません。
なのでオーダーメイド医療は個々の状態によって栄養療法も変わってくるのでとてもおすすめです。

オーソモレキュラーの養成講座

オーソモレキュラー栄養療法の養成講座もあります。
資格を取ることでよりオーソモレキュラー栄養療法についての理解を深めることができますね。
一般の方向けにセミナーなども開催されているので、オーソモレキュラー栄養療法について詳しく知りたい方などにはおすすめです。
学会などでも取り上げられているエビデンスなどの勉強をすることができます。
養成講座以外にも本やブログでも無料で豊富な情報があるのでぜひ見てください。

 

監修医師

今野 裕之Konno Hiroyuki

今野 裕之 日本精神神経学会精神科専門医
略 歴
順天堂大学大学院卒業。
老化予防・認知症予防に関する研究で博士号を取得。 日本大学附属板橋病院・薫風会山田病院などを経て2016年にブレインケアクリニック開院。
各種精神疾患や認知症の予防・治療に栄養療法やリコード法を取り入れ、一人ひとりの患者に合わせた診療に当たる。
認知症予防医療の普及・啓発活動のため2018年に日本ブレインケア・認知症予防研究所を設立、代表理事就任。2019年より現職。
著書に「最新栄養医学でわかった! ボケない人の最強の食事術(青春出版社)」、その他監修など多数。
美咲クリニック顧問
瞳美容研究所ドクター
予防医療研究協会理事
専 門
博士(医学)
精神保健指定医
日本精神神経学会精神科専門医
日本精神神経学会認知症診療医
日本抗加齢医学会専門医
リコード法(米国発のアルツハイマー病の統合治療プログラム)認定医


Archiveアーカイブ

麹町皮ふ科・形成外科クリニック

〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-5
平和第一ビル地下1階

TEL03-6261-2458

麹町、半蔵門、永田町駅:徒歩1~5分

BIOTOPE CLINIC

東京都港区白金台4丁目9-10
グリーンリーブス 2F

TEL03-5422-9901

白金台駅 出口1から徒歩1分

※営業やセールスなどの電話はお断りしています。
患者様からのお電話がつながりにくくなり大変迷惑をしております。